生活習慣病とは食生活(主に脂肪摂取過多)と運動不足(自動車による生活で極端に歩かなくなってしまった)、喫煙などによる肥満から起因し動脈硬化を引き起こす疾患を総称しています。近年、メタボリックシンドローム(症候群)として治療の重要性が叫ばれております。我が国において動脈硬化性疾患による死亡率は約30%で悪性疾患(がん)の死亡率(約30%)とほぼ同等です。悪性疾患の予防は困難ですが、動脈硬化性疾患は生活習慣の改善で防ぐ事が可能です。
生活習慣病は、我が国における死因別死亡割合において3分の2以上を占め、国民医療費では約3分の1を占めています。高齢化の進展に伴い、その割合は一層増加するものと予測され、いかに病気を予防するかが医療の視点からだけではなく個人の生涯医療費支出の観点からも更に重要度を増して行く事は必至と思われます。生活習慣病とは一生涯つきあって行かなくてはなりませんが効果的な治療を受ける事無く壮年期を過ごしてしまうと将来高額な医療費の支出に追われる事になってしまいます。目に見える貯金だけが財テクでは無いのです。今、治療を始める事が将来如何に莫大な財産所有となるかは、難しい計算をするまでもなく少し冷静に考えてみればわかることです。皆様の財産(健康)の減少を少しでも食い止めるためにも、職員一同がお役に立ちたいと考えております。